植毛を受ける時にはいろいろと心配があると思います。ここでは少しでも安心してもらえるように植毛手術の注意点をまとめてみました。
注意すべきところをある程度把握しておくことで危険を避けることにもつながります。さらに正しい植毛知識を身につけることも可能です。
後頭部の毛は、ある程度の長さを維持しておくことをおすすめします。自毛植毛は後頭部から自毛を採取するので、短髪の場合には採取部が目立ってしまうことがあります。
最低でも4センチ程度の長さがあると、髪の毛で傷跡を隠すことができます。
後頭部以外の髪の毛を植毛するケースはほとんどありません。男性ホルモンの影響を受けにくく、男性型脱毛症が発症しない髪の毛を移植することで薄毛を改善するのが一般的な植毛手術になるためです。
春夏秋冬、どの季節に植毛手術を受けても問題ありません。
汗が出ることの多い夏に受けると髪の毛の定着率が悪くなる、といった報告もありませんし、乾燥の厳しい冬に植毛しても、他の季節との定着率の差は特にないです。
季節に関係なく自身の都合に合わせて植毛手術ができるので、決心したときが受け時です。
毎日お酒を飲む方も少なくありませんが、手術前日と当日は控えてもらうことが必要です。
お酒を飲むと血行が良くなるので手術の出血量が多くなったり、腫れが大きくなることもあるので、手術後もその日1日は、飲酒を控えなければいけません。
次の日からは通常の生活をして構いませんが、アルコールはヘアダメージを与えるという研究結果も多くありますので、しばらくは量を控えるべきです。
アルコールの過度の摂取により肝障害が起こると、アミノ酸摂取に問題が起きます。髪の毛はアミノ酸により構成されているので、抜け毛が多くなる可能性が指摘されています。
各植毛クリニックで行われる無料診察を一般的に受けることになりますが、対応してくれるのが専門医である事を確認したほうがいいでしょう。
専門分野外の方に相談してもしっかりとした意見が聞けず、不安が解消されることはありません。
時間も30分から1時間程度に設定しているクリニックがおすすめです。たとえば、紀尾井町クリニックは無料診察時間を1時間に設定しています。
植毛手術の当日に注意してほしいポイント3つあるので見ていきましょう。
特に制限はありませんが手術はかなり長時間になりますので、なるべく朝食は摂ってください。実際の手術時間は本数にもよりますが、4時間から5時間かかるケースも多いです。
締めつける服装は血液の流れを悪くしたりするので、ゆったりとした服装をおすすめします。前開きのシャツや、ウエストが少し緩めのズボンを履いて手術を受けるのも良いです。
手術前に着替えることも可能なので、クリニックに適した服を持参するのも良い方法かもしれません。
いずれかを選択できるのが基本的ですが、クリニックにより方針が異なるので事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
手術費用は数十万円から100万円を超える事もあり、現金以外の方法も考えましょう。
医療ローンには審査があり、落ちてしまうと利用できません。利息については高めであり、消費者金融とあまり変わらない事もあります。
植毛手術後にも注意てしてほしいポイントが2つあるので見ていきましょう。
特に気にすることはありませんので、手術の前日も通常通りの洗髪を行ってください。クリニックでも、施術前に洗髪を行うことが一般的です。
頭皮に整髪料や汚れなどが付着していると、毛髪の採取や植毛に悪影響が出る可能性もあるので直前にも洗髪は行われます。
毛染めなどに使われる薬剤が頭皮に負担をかけてしまう事もあるので、植毛手術を行う2週間くらい前から控えたほうが良いです。
炎症が起こっている状況で植毛するのは危険度が高いです。せっかく植えても抜けやすくなりますので、頭皮環境が悪化するようなことは控えましょう。
毛染め液などにアレルギー反応を起こしやすい方も多く、頭皮に赤みやかゆみといった症状を起こしやすくなります。
植毛に関係するおすすめ記事なので、気になった方はチェックしてみてください。