植毛とかつらによる薄毛対策を徹底比較

植毛とかつらのメリット・デメリット

薄毛で悩んだ時には“自毛植毛”と“かつら”を考えるケースもありますが、どちらが良いのか?それぞれに良い面と悪い面があるので、まずはかつらからメリット・デメリットを洗い出して比較してみます。

 

かつらのメリットとは

最大のメリットは見た目が自然なことです。かつらの種類にもよりますがある程度の費用がかかるもの、信頼のおけるメーカーのものは自分の髪の毛でないことが発覚するケースはほとんどありません。

 

頭のサイズや髪質に合わせるオーダーメイドかつらの場合は、特に目立ちにくくなります。

 

目立ちにくいかつらの特徴はキューティクルの再現力で、ツヤなども考えられて作られているためほとんど自分の毛と変わりありません。

 

一方で値段が安く、ディスカウントストアなどで販売されているタイプのものは、すぐにばれてしまうので利用には注意が必要です。

 

人工皮膚を使うタイプのかつらもありますが、開発された当初とはだいぶ変わり、現在のタイプは生え際に利用していても分かりにくくなりました。

 

髪色や髪の太さもオーダーメイドで自分に合わせることが可能です。ここまでくるとよっぽどのことがなければ、かつらであるとは分からないです。

 

ま多くの方が一番心配するのは「かつらがずれてしまわないか?」といったことでしょう。かつらの技術の進歩はめまぐるしく、お笑いコントのような状況は現在では考えられません。

すぐに効果が表れる

育毛などを実践している方もいますが、実際に効果が出るかは分かりません。また効果が出たとしても半年や1年と長期的に時間がかかってしまいます。

 

かつらの場合はかぶったその瞬間にすぐに効果が表れるので、すぐにふさふさにしたい方向きです。

 

かつらが出来上がるまでの期間の目安

 

  • 既製品・・・なし(すぐに購入可能)
  • オーダーメイド品・・・2週間から1カ月程度

かつらのデメリット

みなさんが想像している以上にカツラにはコストがかかります。オーダーメイド品ですが、1つで10年や20年使えるわけではありません。

 

大体2年から3年程度で寿命がくるので、10年間で3回から4回程度は作成しなければいけません。

 

買い替えは製品の性能にも関わるので、購入前に比較的長持ちしやすいタイプを選択することもコストを抑えるコツになります。

 

かつらのコスト例(オーダーメイド品

 

  • 高品質タイプ・・・20万円から30万円/個
  • 普通品質タイプ・・・数万円から20万円/個

 

1個ずつの価格になりますが、かつらは必ずスペア商品が必要になります。一つが壊れてしまえば、新しいものができるまで頭髪が薄い状態で過ごさなければいけません。

 

上記した2倍の金額がかかるようになり、高品質タイプは2年から3年で50万円前後、既製品は、1個当たり数千円から20,000円程度と低価格です。

 

既成品は不自然さや見た目などが不安定ですが、一度かつらを試したいという方にはおすすめできます。

 

 

通気性の問題

高性能タイプのかつらであれば、通気性の問題はクリアしつつあります。ただ、何もしていない状況とかつらをしている状況に差があるのは当然です。

 

頭皮が蒸れるといったマイナスがあるので、皮脂が出やすい方は注意が必要です。

 

さわり心地の問題について

かつらの素材は人工毛と人毛があり、人毛はさわり心地に最初は問題ありません。人工毛は触るとやはりさわり心地に差があることが分かります。

 

人毛を選択すればいいと思うかもしれませんが、劣化が非常には早く痛みが激しいです。長期利用には向いていないので、長く利用したい方は人工毛かつらを選択すべきです。

自毛植毛とかつらを比較

自毛植毛とかつらではなにが違うのか5つのポイントで比較してみます。

 

自毛植毛とかつらの価格を比較

どちらも高額になります。自毛植毛の一般的な価格は、3,000本で100万円がおよその相場です。かつらも長期利用になれば100万円前後はかかってくるので大きな差というものは感じられません。

 

ただ自毛植毛の場合は定着率が95パーセント以上と言われており、原則的にずっとはえ続けます。一度植毛した部分が薄くなる可能性は低く、結果的にかつらよりも節約になります。

 

自毛植毛とかつらの見た目の比較

大きな差はありません。植毛は極めて自然ですが、頭皮がデコボコするピットスカーなどの後遺症も報告されています。

 

生え際が不自然になる場合も報告されていますが、最近では技術力もアップして自然な生え際も実現されています。

 

自毛植毛とかつらの効果が得られるまでの期間比較

これは圧倒的にかつらです。自毛植毛は自分の毛を一旦短く刈って植えるため、生え揃うまでの期間が必要です。

 

また一時的に髪の毛が抜けるショックロスが起こる可能性もあります。かつらの様に付けた瞬時に薄毛が解消されるわけではありません。

 

自毛植毛とかつらの通気性の比較

こちらは、植毛に軍配が上がります。通気性の問題については、かつらのようにかぶり物をするわけではないので夏に頭皮が汗をかきやすくなることやむれる現象も全く起こりません。

 

かつらは通気性の問題から、薄毛を助長してしまうとの報告もあるので注意してください。

 

これ以上進行させたくないなら、かつらの利用は適していません。

 

自毛植毛とかつらのさわり心地の比較

植毛は普通の髪の毛なので、自然なさわり心地です。自分の髪の毛を植えることになるので、植毛に関してはさわり心地に関する問題は一切ありません。

 

キューティクルも自然ですし、パーマをかけることも髪の毛を染めることも可能です。

 

かつらの場合は素材により髪の毛の色やキューティクルに差が出てしまい、植毛と比べると自然な状態とは程遠いです。

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